新入社員のモチベーション管理とは
新入社員が仕事に対してやる気を持ち続けられるように、目標設定やフィードバック、サポートなどを行うことです。
新入社員のモチベーションが低下する理由
新入社員は、職場や業務に慣れないことや、自分の能力や役割に不安を感じることが多く、モチベーションが低下しやすい傾向にあります。
上司や先輩ができること
そのため上司や先輩は、新入社員のモチベーションを管理することで、成長促進や離職防止に努める必要があります。
新入社員のモチベーション管理3つのポイント
目標設定
新入社員には、短期的な目標(1日・1週間・1か月など)と長期的な目標(半年・1年・3年など)を明確に設定してください。
目標はSMART(具体的・測定可能・達成可能・関連性が高い・期限がある)なものであることが望ましいです。
目標設定をすることで、新入社員は自分が何をすべきかや何のために働くかを明確にし、自己評価や自己肯定感を高めることができます。
ペース配分
新入社員は、仕事量やスピードについて、ぎりぎりまで頑張ろうとする傾向があります。
しかし、これは疲労やストレスの蓄積につながり、モチベーション低下やパフォーマンス低下の原因となります。
そのため上司や先輩は、新入社員のペース配分を適切に調整してください。
仕事量やスピードは個人差がありますので、「これくらいできるだろう」という想定ではなく、「これくらいできていますか?」という確認から始めましょう。
また「もっと早く」「もっと多く」という指示ではなく、「この期限まで」「この範囲内」という具体的な指示を出すよう心掛けてください。
壁にぶつかった時のフォローアップ
新入社員は、仕事で失敗したり困難に直面したりすることも多々あります。
このような時は、上司や先輩が適切なフォローアップを行ってください。
フォローアップでは、「どんな問題が起きたか」「どんな原因があったか」「どんな対策が必要か」など問題解決能力を向上させるだけでは十分じゃありません。
新入社員の感情や気持ちにも配慮してください。
失敗や困難はモチベーションを下げるだけでなく、自信や自尊心を傷つけることもあります。
そのため上司や先輩は、新入社員に対して「失敗は成長のチャンスだ」「困難は乗り越えられる」「信頼している」「サポートする」というようなポジティブな言葉をかけてください。
また、新入社員が成功したり目標を達成したりした時には、積極的にほめて認めてください。
これらのことで、新入社員はモチベーションを回復させるとともに、仕事への意欲や責任感を高めることができます。
まとめ
以上が、新入社員のモチベーション管理3つのポイントです。
新入社員は会社の未来を担う重要な人材です。
上司や先輩は、新入社員が活躍できる環境を整え、成長をサポートしてあげましょう。
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