今回は、新入社員の皆さんに向けて、目標設定法で成果を出す3つのコツについてお話ししたいと思います。
仕事へのやる気とは何でしょうか?
やる気とは、自分から積極的に行動したり、学習したりする意欲や動機付けです。
やる気があれば、仕事に対する関心や集中力が高まり、効率的かつ効果的に仕事を進めることができます。
また、やる気があれば、仕事に対する満足感や達成感も高まります。
そのためには、目標設定法を活用することが大切です。
目標設定法とは、自分自身に具体的かつ適切な目標を設定し、それに向かって計画的かつ主体的に行動する方法です。
目標設定法を使うことで、自分の仕事に対する意義や価値を明確化し、自分の能力や成長を客観的に評価することができます。
では具体的にどうすれば良いでしょうか?
ここでは、目標設定法で成果を出すための3つのコツをご紹介します。
❖SMART原則に沿った目標を設定する
SMART原則とは、「Specific(具体的)」「Measurable(測定可能)」「Attainable(達成可能)」「Relevant(関連性)」「Time-bound(期限付き)」の頭文字を取ったものです。
この原則に沿って目標を設定することで、自分が何を、どれだけ、どうやって、いつまでに達成するか明確化することができます。
例えば、「営業マンとして売上高10%アップ」ではなく、「今月末までに、新規顧客を5社開拓して売上高100万円アップ」というような目標です。
❖目標達成プロセスを可視化する
目標達成プロセスとは、「現状分析」「問題点抽出」「解決策提案」「実行計画立案」「実行・評価・改善」からなる一連の流れです。
このプロセスを可視化することで、自分がどんな課題や課題解決策・アクションプラン・フィードバックループ・KPIs (Key Performance Indicators) を持っているか把握することができます。
また、自分の進捗状況や成果を可視化することで、自分のモチベーションや自己効力感を高めることができます。
例えば、「今月末までに、新規顧客を5社開拓して売上高100万円アップ」という目標に対して、「現在の新規顧客数と売上高」「新規顧客開拓の障壁や課題」「新規顧客開拓の方法や手順」「週ごとのアクションプランと達成目標」「実行結果と評価・改善点」などを表やグラフなどで可視化します。
❖目標達成に向けて仲間や上司と協力する
目標達成に向けて仲間や上司と協力することで、自分の目標に対するコミットメントや責任感を強めることができます。
また、仲間や上司からのサポートやフィードバックを受けることで、自分の目標達成に必要な知識やスキルを補完したり、自分の目標達成に対する評価基準を客観的に設定したりすることができます。
例えば、「今月末までに、新規顧客を5社開拓して売上高100万円アップ」という目標に対して、「仲間や上司に自分の目標を宣言し、週ごとに進捗報告を行う」「仲間や上司から新規顧客開拓のノウハウやアドバイスを求める」「仲間や上司から目標達成度合いや改善点などのフィードバックを受ける」などの協力方法があります。
以上、目標設定法で成果を出す3つのコツについてお話ししました。
この記事が皆さんの仕事へのヒントになれば幸いです。
今回もお読みいただきありがとうございます。
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