対象:管理職、監督職
この研修では、チームビルディングとは何か、どのように行うか、どんなメリットがあるかを学びます。
また、自分自身がリーダーとしてどんな役割や責任を持つべきか、そしてどんな姿勢やスキルが必要かも学ぶことができます。
これにより、チームワークや組織力が高まることを目指します。
3つのポイント
❖チームビルディングとは何かを知る
チームビルディングとは、共通の目標に向かって協力する集団(チーム)を作り上げることです。
チームビルディングでは、メンバー同士が互いに役割や責任を明確化し合い、信頼関係を築き合い、円滑なコミュニケーションを取り合います。
これにより、個人ではできないことでもチームで成し遂げることができます。
❖チームビルディングの基本原則(目標・役割・信頼・コミュニケーション)を学ぶ
チームビルディングでは以下の4つの原則が重要です。
目標:
チームが達成すべき目標を明確にし、メンバー全員が共有し、合意し、コミットすることです。
目標はSMART(具体的・測定可能・達成可能・関連性の高い・期限のある)なものにすることが望ましいです。
役割:
チーム内で各メンバーが担うべき役割や責任を明確にし、メンバー全員が理解し、尊重し、協力することです。
役割はRACI(責任者・承認者・協力者・情報提供者)マトリックスなどを用いて整理することができます。
信頼:
チーム内でメンバー同士が互いに信頼し合う関係を築くことです。
信頼はオープンな姿勢や正直な言動、約束の守り方や謝罪の仕方などで醸成され、チームビルディングの土台となります。
コミュニケーション:
チーム内でメンバー同士が円滑に情報交換や意見交換を行うことです。
コミュニケーションは聞く力や話す力だけでなく、相手の気持ちや立場を理解する力や伝えたいメッセージを明確にする力も必要で、チームビルディングの活性化エネルギーとなります。
❖リーダーとしての自己改革(自己分析・自己管理・自己啓発)を図る
リーダーとしての自己改革とは、自分自身を客観的に見つめ直し、強みや弱みを把握し、改善点や課題点を見つけ出し、それらに対して積極的に取り組むことです。
リーダーとしての自己改革では以下の3つのステップが重要です。
自己分析:
自分自身の性格や価値観、能力やスキル、行動パターンや思考パターンなどを分析することです。
例えばSWOT(強み・弱み・機会・脅威)分析やDiSC®(支配的・影響力高い・安定志向型・精密さ重視型)理論などがあります。
自己管理:
自分自身の感情や衝動、時間やエネルギーなどを適切にコントロールすることです。
例えばアサーション(主体的対人関係技法)法やタイムマネジメント法(時間管理法)などがあります。
自己啓発:
自分自身の能力やスキル、知識や経験などを向上させることです。
例えばフィードバック(他者からの評価や意見)法やPDCAサイクル(計画・実行・評価・改善)法などがあります。
カリキュラム
9:00~ 12:00 など 3時間 | 1.チームビルディングの目的 1)マネジメントとチームビルディング 2)チームを機能させる“3つの視点” 3)チームビルディングのステップ 2.行動特性分析による“個”への対応 1)行動特性分析とは 2)行動特性別 「効果的なこと」「非効果的なこと」 3)行動特性別コミュニケーション、 動機づけのすすめ方 3.自身の傾向を知り、 チームリーダーとしての自己改革を行う 1)行動特性分析による チームリーダーとしての強み弱み 2)チームをまとめるリーダーとしての 自己修正ポイントの整理 4.まとめ |
研修情報提供元 :
JMI(株)日本マネジメント協会東部©
株式会社日本マネジメント協会(宮城県仙台市・東京都)|ビジネス研修・セミナー(DiSCディスク、FST、CNOSS)